お雑煮は角餅

 どうも藤岡です。今回は年末年始に実家に帰省した話をしようと思います。

 こちらでは嘆く暇もなかったですが、12月は史上稀に見る忙しさで、なんとか年末にまでにやることやって、完全燃焼で休暇を迎えることができました。

 また、昨年は帰省できなかったので、実家に帰るのは2年振り。この2年間東京に閉じ込められて、夢を見るとどんなストーリーでも必ず実家が登場するくらい、潜在意識の私もどれほど心待ちにしていたことか・・・。という前提のもと、以下お楽しみください。

 

 ・・・ご参考までに、自分の実家は三重の田舎なのですが、

孤独のグルメ 2021大晦日スペシャル」で五郎さんがミニクーパーで爆走したこの道は我が町、

f:id:fujishika:20220121131540j:plain

2020年の年末に解散したうたたねというバンドの「うつくしいもの」という曲のMVの舞台は我が家です。てへ。

youtu.be

 

 何度も申し上げますがうちの実家はお寺でして、年末年始は繁忙期です。

年末いつ帰ろうかな?と母に連絡すると毎度「餅は**日です。」という返事がくるくらい、まず帰って最初の仕事は毎年恒例の「餅つき」!

f:id:fujishika:20220121132808j:plain

 「餅つき」と言っても、物ごごろついたときから杵と臼は使っていなくて、蒸かした餅米を機械でゴウンゴウンとつきます。それを手のひらサイズにちぎって、手作業で丸めていきます。(なぜか中年層に大好評ハンバーガーセーターがわたくし)

 そして出来上がりがこちら↓「鏡餅」です。左下のあの子とか、右上のあの子とか、まじかわいいね。美人さんがたくさん出来ました。

f:id:fujishika:20220121133621j:plain


 鏡餅ができたら、次は家族で食べる用ののし餅を作ります。本来であれば四角い木の板に直接餅を置いて伸ばすのですが、なんと最近ではのし餅用のビニール袋というのがあるんですね。粉いらないし、くっつく心配ないし、固まったら袋の上から切れるという優れものです。

f:id:fujishika:20220121134712j:plain

 のし餅までできたら、あとは食べるだけ〜。

 何餅が好きですか?実家の定番はきなこと大根おろしです。おろし醤油、珍しいかもしれないですが、うまいのでぜひやってみてほしいです。

f:id:fujishika:20220121140302j:plain

 そして、一番のおすすめは餅にする前の蒸し立て餅米に、しそのふりかけ(ゆかり)をかけて食べるのがやめられない止まらないです。お茶碗によそってふりかけかけたら写真を撮るどころではなかったようです。(写真なかった)

f:id:fujishika:20220121135613j:plain

 

 翌日、のし餅がある程度固まったら、包丁で切ります。これが角餅。お正月に食べるお雑煮に入れます。

 お雑煮には丸餅・角餅の地域があるようですが、先日の「マツコの知らないお雑煮の世界」によると、岐阜を境に東西でくっきり分かれているようです。角餅は東の文化で、江戸で人口が増えたため、量産できる角餅に切り替わり、それを真似するようになったそうです。その境界線が三重県のど真ん中を突っ切っていて、南のほうの親戚に聞くと、うちは丸餅と言っていました。三重はどん兵もEastですからね。東日本 / 西日本は言葉も食も全てが少しずつ変化していってるなと思います。三重はそのグラデーションのど真ん中にいる。三重県人でさえもわしらどっちやねんと思うことが多々ありますが、別にどっちとかないですよね。うむ。

 

 以上、藤岡家の餅つきの回でした。