オリバーな犬
「好きな俳優は誰ですか？」という質問には「オダギリジョーさんです。」と答えます。これは小学6年生で仮面ライダークウガを見てから、早20年ずーーっと変わらず。そんなオダギリジョーさんが脚本・演出をつとめた「オリバーな犬」、みなさん見ました？（ここで監督と名乗らないところがまた素敵なんですが）
長年のファンとしてはどんな内容だろうともちろん見ようと思っていたけれど、キャストも豪華ですし、放送がNHKというところがまた魅力的。（NHKってお堅いと思いきや、番組作りが意外と攻めてんすよ。）「オダギリさんが面白いもの作るなら協力しますよ。」という背景を勝手に感じてまた好きが増すやつです。
そんでもって嬉しいことに、CINRAインタビューでは友人が撮影してました。この二大かっこいい人を目の当たりにできるなんてすごい〜。
肝心の内容はというと、まあ、言ってしまえば、永瀬さんがいる時点で「私立探偵、濱マイク」ですし、麻生久美子さんがいる時点で「時効警察」です。
「濱マイク」を見たのは中学の時かな、毎晩10時には布団に入っていた私ですが、濱マイクは毎週夜10時スタート。中学なんで「早く寝なさい」とも怒られないし、母が見ていたのを隣で見るようになって、ちょっとした夜更かしの思い出です。20年くらい前のドラマなんで、今見てもギョッとするシーンがあったり、表現がけっこう露骨で過激で、当時の私は無意識にあまり記憶に残さないようにしてたみたいです。あんまり覚えてなかった。二十歳超えてからドラマを見返したら、第一話で、金魚が死んじゃって、土に埋めたいんだけど、都会は土がなくて、ようやく見つけたと建物と建物の隙間で穴掘ってたら、その奥に遺棄された死体を発見してしまったというシーンが衝撃的に怖かったです。濱マイクは横浜・黄金町に実際にあった映画館の2階に事務所があるという設定で、大学の時に同じ黄金町のジャック＆ベティで映画版を再上映するというので、先輩友人と見に行きました。大画面だと余計に激しくて、結局あんまり集中して見れなかったような気がします。
「時効警察」も母が見ていたのを見るようになったような。自分の人生、母の影響大ですな。つい数年前にやってた「帰ってきた時効警察」もばっちり見ました。
「オリバーな犬」は他にもいろんなドラマのパロディが散りばめられていて、知っている人はより一層面白いです。松重さんがうどん食べるシーンとか最高だった。何より犬が可愛いしね。3話だけっていうのがもったいない、続編を大いに期待しております。
ちなみに、放送3話しかないのに、そのうち2話に台風が直撃して、台風情報がどちゃくそ邪魔だった！！Gosh！！
