牛乳

最近毎日牛乳飲んでます。
なんか急に飲み始めました。
身体が変わったのかなんなのか藤田だよ。

牛乳の思い出といえば、中学3年生の頃。給食で余った牛乳を各クラスからかき集め、友人達とじゃんけんに負けたやつが一気飲みをするという平和な遊びをしてた夏の暑い日。牛乳を飲みすぎて気持ち悪くなった俺たちは5限の授業を休み、保健室で寝ながらネオジオポケットに勤しんでおりました。

そんな中、中庭の方で何かが落ちたような音がして、ベッドから起き上がり中庭を覗くと、机が落っこちてる。あ、なんなら椅子も落ちてきた。

ほどなくしてワーキャー叫ぶ声が聞こえてくる。

「何ごとぞ!」

牛乳でお腹タプタプの身を抱えながら自分のクラスに戻ると先生達が慌てている。何があったのと情報収集したところ、どうも俺たちの学年のヤンキー風達が生意気な1個下を締めようと襲撃を企てたらしい。

「ださっ!」

それもそう、俺たちの学年のヤンキー風達は、所謂ヤンキーの花形と言っても良い「他校との喧嘩」を一度もしたことがないのである。それもあってか、下の学年になめられ始め、その腹いせに授業中に奇襲をかけるという、鬼のようなダサさを見せる同い年たちに愕然とするも、先生たちや周りの生徒はワーキャー騒いでいる。

とある英語の教師は「みんな逃げて!守り切れないから!」と血相を変えている。どこで覚えたんだいその台詞、、とはにかむ少年藤田。

それもそのはず。うちの学年のヤンキー風達は実はみんないい子たちなのだ、小学校の頃は毎日一緒に帰ってたし、同じ野球クラブで汗水流した友達なのだ。あいつらがそんな無茶な暴力事件など起こすはずがなく、おそらく物を投げたりして騒いでる感を出すのが関の山なのだ。やっても煙草、やっても弱い者いじめ、やっても授業に出ない。くらいのいい子たちなのだ。まあ一人授業中に先生の指の骨折ったやつはいたけど、それは2年の時の話だ、、もう俺たちは立派な中学3年生なのだ、、

程なくしてパトカーのサイレンの音が聞こえ、誰かが警察を呼んだことに気づく。あちゃーという気持ちと、おそらくこれが新聞沙汰になってしまうことを予感し、ため息をつく。何故ならお受験が控えているからね。まあ自分は一般受験だからいいものの、推薦受験を控えているやつにとっては堪ったもんじゃないだろう。直接出身校が内申に響くかどうかはわからんが、不安になることは請負だ。

そして校内放送が流れる。

「本日の授業は終了です。生徒全員速やかに帰宅をしてください。もう一度繰り返します・・・」

若干の早帰り命令キターーーー!!
まあ仕方ない。俺もお腹がたぷたぷぞ。しかし帰る前に確認しておくことがある。
頼りになりそうな、、あ、いた!学年主任の先生。

藤田「明日って休校です?」
学年主任「んー、、まあ、、そうなるだろうねえ」
藤田「了解しましたっ!」

ほぼ"次の日休み"の確約を得たところで帰宅した。



という思い出。

毎日思い出しながら牛乳飲んでます。
たぬき。

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