砂の惑星

 先週のお休みにちょうど公開した「DUNE/デューン 砂の惑星」を見てきました。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』オフィシャルサイト 大ヒット上映中!

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 原作は、1965年に発売されたアメリカの作家フランク・ハーバードによるSF小説シリーズで、当時は「指輪物語」と並んで人気を博していたのだとか、

 1984年にデイヴィット・リンチ監督が映画化したのですが、これがあんまり評判がよくなかったらしく、最終的には予算が足りなくなって製作中止になったのだとか、

 2013年には『ホドロフスキーのDUNE』と題して、アレハンドロ・ホドロフスキー監督がその製作中止に至るまでのあれやこれやを解説したドキュメンタリー映画までできていて、

 とか言いつつ実はその1つも見ておらず、自分にとってはそんなウワサだけが溜まっていた映画で、9月頃に母から突然謎のTwitterリンクのみが送られてきて、アカウント乗っ取られたか?!と思ったら、今回の新作「DUNE」の試写会情報でした。

 結局試写会は予定が合わなかったので応募もしませんでしたが、ここ1ヶ月、DUNEであれだよな??ついにちゃんと作ったのね!?しかも主人公はティモシー・シャラメなの!?という歓喜を蓄え、公開即劇場へ観に行きました。

 

 感想は、色々話すとネタバレになるので控えますが、最近夢と妄想で荒廃した星へ降り立っていたもんで、砂漠で生息する植物とか、灼熱&極寒の地でも生き抜く生物とか、土や石の家とか、調べまくっていたこともあり、個人的には大満足でした。巷ではネクスト・スターウォーズなんて言われちゃってるんですね、スターウォーズと比較しちゃうとあれですけど、早く続きを観せてくれよ、という気持ちでいっぱいです。お好きな方はぜひ劇場へ☆

 

 こういう近未来SFを見ると、科学技術の進歩を見据えた武器とか、その世界の生活様式に合わせた画期的な道具とかたくさん出てくると思うんですが、そういうのを見ると、尊敬のまなざしと同時に、自分には少し先の未来を見据える思考が本当に足りないなと、つくづく思い知らされます。ジャンルは違うとて、日常の些細なことでも「今こういう状態だから今後はこんな感じになりそうだな」とか、「今後こうなる可能性があるから今のうちこうしておくべきだな」とか、漏れなく考えられるようになりたい、その思考を鍛えたいなと思って生きてます。

 

以下My Macの収集データです。

 

アメリカにできたスペースポート

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チュニジアベルベル人の家

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↓氷河期を生き抜いたという動物「サイガ」(長い鼻腔で温度調節をするのだとか)

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↓タンブルウィード(乾燥地帯の植物が、枯れて根っこが抜け、風に吹かれてコロコロ転がり種を落としていく)

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↓近隣住民には結構迷惑な奴ら(これはやりすぎ)

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 少し前に読んだアーシュラ・K・ル=グウィンの「所有せざる人々」の冒頭数ページに、星間を移動する船の中で、乗客に対して、衣類の洗浄、医師の診察、感染症の予防接種、ウィルスの陰性証明の発行などが行われていました。小説の執筆は1970年代。みんなワタワタしていたけど、想像に足る未来だったってことなんだろうね。